不動産投資ローンの金利相場が知りたい！【金利相場の基礎知識を解説します】

投稿日 2021年8月3日
更新日 2021年10月1日
著者ライフアートエージェンシィ
カテゴリー不動産投資

こんにちは！ライフアートエージェンシィです！

不動産投資の魅力の1つはローンを借りることにより、投資をスタートしやすい点があります。

ただ、ローンを借りるということはリスクもあるので不動産投資のローンの金利がどれくらいか知りたい方は多くいると思います。

この記事では不動産投資ローンの金利の基礎知識を解説します。

この記事を読むとわかること

・不動産投資ローンの金利の種類

・不動産投資ローンの金利相場

・金利について覚えておくべきポイント

不動産投資ローンの金利の種類

不動産投資ローンには2種類の金利があります。

これは一般的なローンと変わらず固定金利と変動金利の2種類です。

固定金利は、ローンの返済期間を通して金利が変わらず固定されます。

それに対して、変動金利とは基準金利の変動によって、不動産投資ローンの金利が変動し返済額が見直されるといったものです。

それぞれメリットとデメリットがあるので、それらをしっかりと理解して、どちらが自分に適しているのか選ぶ際の基準にしてください。

この記事では不動産投資で採用されることが多い変動金利をベースに解説します。

変動金利のメリット

変動金利は、固定金利よりも金利が低く設定されることが多く、不動産投資で融資を受ける際はこちらを選ぶ場合が多いです。

変動金利型は金利が低いときにローンを受ければ、支払う利息が少なくて済むというメリットがあります。

期間の短いローンならば安い金利のまま完済できるため、結果的に全体の返済額が少なく済むことが多いです。

変動金利のデメリット

変動金利のデメリットは、金利が固定されていないために、金利の上昇による利息返済額が増えるリスクがあることです。

返済者保護の規則があるとはいえ、金利が長期期間上昇すると固定金利よりも金利が高くなることもあるので注意が必要です。

不動産投資は変動金利が一般的

不動産投資では、本来の金利が低く設定されている変動金利を選ぶ人が多いです。

多くの金融機関では年に2回の金利見直しがありますが、返済額そのものは5年間変わらないのが一般的で、現時点で変動金利を選んだとしても大きなリスクを生む可能性は少ないので変動金利を採用される人が多いです。

不動産投資ローンの金利の相場

不動産投資ローンは、投資用の不動産物件に対する融資です。

不動産投資ローンがそもそもどういったローンか知りたい方はこちらを合わせて読んでみてください。

「メガバンク・都市銀行」「地方銀行」「信用金庫・信用組合」など金融機関が不動産投資ローンを扱い、それぞれ審査基準も異なります。

不動産投資ローンは、一般的に住宅ローンよりも審査基準が厳しくなるという傾向があります。

融資を受けたい方の職業や年収、保有資産や自己資金、その他に不動産資産があるかなどにより条件が変わると言われています。

ここからは不動産投資ローンの金利の相場について説明していきます。

メガバンク・都市銀行における金利の相場

メガバンク・都市銀行とは、一般に三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3行を指します。これら3行の住宅ローンは、店頭から申し込む場合とWEBから申し込む場合で金利の年率が異なります。金利を抑えたい場合は、WEBからの申し込みがおすすめです。変動型で各銀行の住宅ローン金利を比較してみましょう。

三菱UFJ銀行金利……店頭「年率2.475％」WEB「年率0.525％」

みずほ銀行……店頭「年率2.475％」WEB「年率0.525％」

三井住友銀行……店頭「年率2.474％」WEB「年率0.475％」

※上記年率は2021年8月現在

どこも年率は、ほとんど横並びなことがわかります。

ローンの金利はほかの地方銀行などと比べて安い傾向にあり、返済期間も長くしてもらいやすいといわれています。

メガバンクは、全国に支店があるので便利ではありますが、その代わり融資の審査基準が厳しいという特徴があります。

上場企業勤務や高収入、十分な自己資金や不動産資産の有無などが、融資を受ける際に影響します。

地方銀行における金利の相場

地方銀行における金利は、融資を受ける銀行により異なります。横浜銀行やきらぼし銀行などを例に、変動型金利の年率を見てみましょう。

横浜銀行……店頭「年率2.475％」WEB「年率0.470％」

きらぼし銀行……店頭「年率2.475％」WEB「年率0.625％」

※上記年率は2021年8月現在

銀行によっては金利がメガバンクよりも抑えられることがわかります。

銀行により金利の差があるので調べてみましょう。

信用金庫・信用組合における金利の相場

信用金庫は、営業ができる地域が信用金庫法により金融庁で定められているという特性があります。

信用金庫・信用組合の金利は店頭2.1％～2.9％ほどで、地方銀行とそれほど大きな差はありません。

また、融資を受けられる条件は、それぞれの信用金庫によっても異なります。

自身が不動産投資を行う地域の信用金庫・信用組合の情報を集めてみてください。

借入先ごとの特徴と金利相場比較表

以下では、借入先ごとの特徴と金利相場を一覧表にしてご紹介します。

借入先	メガバンク・都市銀行	地方銀行	信用金庫・信用組合
特徴	ローンの金利は地方銀行などと比較すると安く返済期間も長く見てもらえるが、審査基準が厳しい。	不動産投資に積極的な銀行と、そうではない銀行に分かれる。融資条件も、各銀行により異なる。	金利は地方銀行と大差ないが、融資を受けられるエリアが限定されている。
金利相場	1％前後	1％半ば〜4％半ば	2.1％〜2.9％

不動産投資ローンの金利のポイント

ここまで不動産投資ローンの金利の種類と、相場について解説して来ました。

ここからは実際にローンを受ける際に押さえておきたポイントを説明していきます。

不動産投資の金利を左右する条件

個人の信用が融資額にも反映されてきますが、その際に大切なのは借主の属性です。

属性で判断されるのは、個人の返済能力や信用度、信頼度のようなものです。

具体的には、年収、勤続年数、貯蓄金額、他社での借入金額、金融事故の履歴などから確認されます。

また融資審査で見られるのは、借主の属性だけでなく、購入する物件の質や収益性も問われます。

投資用不動産ローンは家賃収入が返済の原資になりますので、購入する対象となる不動産の収益力も重要になるのです。

【物件条件】マンションの方が低金利になりやすい理由

1.5～2%前後の低い金利で融資を受けやすいのは、一般的にアパートではなく、マンションだといわれています。

主に、以下のような理由があります。

・一般的にマンションのほうが駅から近いなど立地条件がいいこと
・賃料が安定していること
・マンションは中古市場でも売買が活発なこと

とりわけRC構造のマンションは法定耐用年数が長く、長期間にわたり資産価値を持つため、木造のアパートよりも融資が受けやすい特徴があります。