こんにちは!ライフアートエージェンシィです!
不動産投資を始めるにあたり、投資ローンを検討している方も多いと思います。実際、投資ローンを使って投資用不動産を購入している人がほとんど。しかし、特に初めてチャレンジする方は、自分が審査通らなかったら、、と不安になる方もいると思います。
今回の記事では初めての方が気になる審査条件、少しでも審査を通りやすくするポイントを整理して解説していきます!この記事を参考にして、投資ローンの基礎知識を身に付け、ぜひ不動産投資に挑戦してみたください!
・不動産投資ローンの審査基準
・審査を通りやすくするポイント「属性」
・審査を通りやすくするポイント「その他」
不動産投資ローンの審査基準
まずは不動産投資ローンの審査の際、金融機関がどのようなポイントを見ているか理解しましょう。
結論から言うと、「個人の属性」と「物件の収益力」の大きく2つとなります。それぞれ詳細を見ていきましょう!
個人の属性とは
個人の属性とは、借主自身のの返済能力や信用度にかかわる年齢、勤め先、勤続年数、年収、金融事故歴、その他借入れ状況などを指します。
つまり、返済能力があるかどうか、という点になります。もう少し深堀りしていきましょう。
年齢
年齢は、ローンの返済期間がどれくらいあるのかという点で確認されます。
30歳であれば、リタイアの65歳までのおおよそ35年間の働く期間があり、返済する期間が35年間あると考えられます。
目安として、多くの金融機関では満25歳~55歳と年齢制限を設けています。
勤め先
勤め先は、返済能力がどのくらいあるのかという点で確認されます。
長期に渡って安定した企業経営が見込めて、今後数十年も安定した給与収入があり、しっかり返済を見込めるかどうかを確認します。よって、大手企業もしくは公務員が好まれます。
ただ、大手企業であっても「3期連続で赤字になっている企業」などは不安要素としている場合があるので注意です。
勤続年数
勤続年数も、一般的に返済能力がどのくらい見込めるか、という点で確認されます。
多くの金融機関は3年以上の勤続期間を目安としています。
社会人歴が浅い人や、転職で試用期間中である方はお金を貸す金融機関からみると返済能力の点で不安に見られるので、勤続期間は長い方が好まれます。
金融事故歴
上記の「年齢」「勤め先」「勤続年数」などといった条件では特段問題がないのに、ローン審査で落ちてしまった、という方がいます。
そういった方の多くは、過去5年~7年以内にクレジットカードの支払いに関する滞納や遅延履歴、または他に申告をしていない債務がある場合が多いです。
金融機関では、予めお金を融資する相手の信用度をチェックし、未然に滞納や遅延、多重債務などの金融事故を防ごうとします。
一般的に消費者の信用情報を管理する機関は「信用情報機関」と呼ばれており、日本には下記の3つがあります。ご自身で確認してみるのも良いかもしれません。
1:シー・アイ・シー(CIC)
2:日本信用情報機構(JICC)
3:全国銀行個人信用情報センター
その他の借入状況
投資用ローンを借りる際にマイホーム、車、奨学金、ペアローン、カードローンなどの借入れがある方は、必ず審査前に金融機関に申告しましょう。
審査の為に返済表などの提出を求められる場合があるので用意する必要があります。
物件の収益性とは
物件の収益力とは、簡単に言うとこの物件で安定的な家賃収入が見込めるか、ということです。
そしてその家賃収益の金融機関が見る判断基準は、物件の立地、築年数、間取り、構造、価格、賃料などです。
「自分がもし借主だったらこの物件に住みたいか」という視点で見ていくとわかりやすいかと思います。
立地
投資用不動産は特に立地が重要です。
最寄りの駅から徒歩3分と20分では、ニーズも土地の希少性も大きく変わります。
首都圏なのか地方なのか、という点でも変わってきます。
総合的に見てニーズのある立地なのか、ということを考えましょう。
築年数
新築か築古か、この点もニーズに大きく影響します。
築年数に差があると、耐震性、設備、エントランスなどのセキュリティ面などの部分でも差がでてきますし、そうした場合に、入居率の安定性の観点でみると築浅の物件の方がプラスに見られます。
構造
構造は、耐震性や防火性に関係します。例として、鉄筋コンクリートで造られているRCマンション地震などの揺れに強いく、また火災が起きても燃えません。
一方、W造と言われる木造のアパートなどは、耐震性や防音の心配、そして自然災害、害虫などの影響を受けやすい特徴があります。
木造よりも鉄筋コンクリート造りのほうが耐震性や火災などの災害にも強くプラスに見られます。
価格と賃料
融資対象となる不動産価格と貸し出す場合の査定賃料も重要です。
上記の項目などを参考に価格帯や賃料設定が妥当かも確認されるでしょう。
高すぎる価格や賃料設定である場合は融資審査に落ちたり、フルローンではなく頭金が必要になる可能性があります。
融資を受けやすくするポイント①【属性を上げる】
続いて少しでも融資を受けやすくするポイントをいくつかご紹介します!
これをしておけば必ず融資が受けられる、というわけではないですが、有利に働く可能性も上がるので、できるものはぜひ実践してみてください。
まず、融資の審査基準となる借主の「属性」についてです。簡単に変えられないように思える属性ですが、実はいくつか対策があります。 ここでは、属性を上げたいときに役立つ3つの対策をご紹介します。
クレジットカードの解約・限度額の引き下げ
クレジットカードの利用状況は、クレジットヒストリーとして記録されており、これまで利用した金額だけでなく、滞納歴の有無などまで確認でき、ローンの審査に影響する重要な信用情報となります。また、信用情報に問題がなくても、利用残高が多いというだけで属性が下がってしまいます。カード会社から借りられる総額が多いほど借り入れが増えやすくなり、返済能力が低下する可能性が高まると判断されるためです。現在、複数社と契約している方は、使用頻度が低いクレジットカードを解約するのが属性を上げる有効な手段のひとつです。また、借入限度額を最低限の金額まで引き下げるのも有効です。クレジットカードは所有しているだけで属性が下がる可能性があるので、必要に応じて利用することを心掛けましょう。
他のローンの見直しをしてみる
複数のローンを契約している方は、それだけで属性が下がってしまいます。 以下のような対策が考えられるので、可能なものは実践してみましょう。
・ローンを借り換えて金利を抑える
・繰り上げ返済で残債を減らす
・繰り上げ返済で完済する
2つ以上のローンを契約している方は、借り換えシミュレーションを行うのもおすすめです。
契約先をひとつにまとめることで、毎月の返済額を減らすことができますし、可能な範囲で繰り上げ返済をするのもよいです。 一部でも残債を減らすことが重要です。残債が減ると、新たに借りられるお金が増えるのです。
不安定な副業は避ける
収入の属性でチェックされるのは、安定した返済が可能そうかという点です。
融資を受けやすくするため、副業をして収入を増やそうと考える方がいるかもしれません。 ただし注意点として、収入が安定しにくい副業はそもそも収入としてみなされない場合があります。また、勤め先の企業から独立して収入を得たいという方もいるでしょう。もちろん独立はメリットもありその人にとっては有益な選択肢でも、ローンの審査上よく見られない可能性があります。 特に独立した直後は収入が不安定とみなされる可能性もあり、収入の属性が下がるリスクがあるためです。独立を考えているなら、企業に勤めているうちにローン契約をするのが得策と言えます。
融資額を上げるポイント②【その他】
属性を上げる以外にも融資を通りやすくする方法もいくつかあります。ここでは、属性が低い方でも実践できる対策を3つご紹介します。
日本政策金融公庫の利用
前述もしましたが、日本政策金融公庫は、日本政府が100%出資している金融機関で、民間の金融機関よりも審査の難易度が低いと言われており、また、ローン契約が厳しいとされる消費者に対して、積極的に融資を行う特性があるようです。
全ての方が審査に通るわけではありませんが、民間の金融機関に比べれば挑戦しやすい方法と言えます。収入や属性に不安のある方は日本政策金融公庫でローンを申請すると良いでしょう。ただし、政府が出資している金融機関なので、公共料金や税金の未払いなどがあると融資を断られる場合があります。融資限度額も細かく設定されているため、借入額を明確にして入念なシミュレーションを重ねると安心です。
自己資金を増やす
頭金にする自己資金が増えると融資を受けられる可能性が高くなります。一般的には物件価格の20%以上の自己資金があれば審査に有利と言われています。収入の属性に不安がある場合は貯金などで自己資金を貯めることができると良いでしょう。自営業やフリーランスの方も、自己資金(保有している資金)が多ければ金銭管理能力があると見なされ、審査に通りやすくなります。 焦ってローンの申請をするよりも、まずは自己資金を増やすことから始めたほうが確実と言えます。
不動産投資会社に相談する
投資用物件を扱う不動産会社は金融機関と提携していることが多いです。 不動産投資会社が取り扱っている物件はあらかじめ提携先金融機関が担保価値の評価を行なっていることがあるため、属性の条件が合えば問題なく融資を受けることが可能です。 もちろん融資の斡旋だけでなく、プロの視点からみた投資不動産の良し悪しなどもアドバイスが貰えます。 特にはじめて不動産投資に調整する方は、専門知識や専門的な書類や申請も多いので、専門知識のあるプロに相談することも有効な手段です。
まとめ
「属性」の主な項目
・年齢
・勤め先
・金属年数
・金融事故歴
・その他借入状況
「物件」の収益性の主な項目
・立地
・築年数
・構造
・価格と賃料
属性を上げる
・クレジットカードの解約・限度額の引き下げ
・他のローンの見直しをしてみる
・不安定な副業は避ける
その他
・日本政策金融公庫の利用
・自己資金を増やす
・不動産投資会社に相談する
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、不動産投資ローンの審査基準、審査を通りやすくするポイントをご紹介しました。
不動産投資ローンを理解することは不動産投資を始める第一歩かと思います。この記事を読んで、少しでも不安が解消されれば幸いです。ぜひ不動産投資にチャレンジしてみてください!
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